【2020年】FPが教える「団信」でおすすめの住宅ローンと「団信」で住宅ローンを選ぶポイント

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「団信はどうやって選ぶべきでしょうか?」
「団信でおすすめの住宅ローンはありますか?」
「おすすめの団信はどれですか?」

団信と一言で言っても、いろいろな種類が存在します。また、団信の役割は大きい反面、住宅ローン各社が独自の設計でサービス提供しているため、どうやって団信を比較して良いのか?わからない方も少なくありません。今回は、団信で住宅ローンを選ぶ際に何を重視すべきなのか?団信で住宅ローンを選ぶポイントはどこなのか?丁寧に解説します。

団信で住宅ローンを選ぶ際に重視するポイント

団信で住宅ローンを選ぶ際に重視するポイント

ポイントその1.まず決める必要があるのは団信に入るか?入らないか?

団信とは

団信とは、団体信用生命保険の略称で、住宅ローンの契約者が死亡したとき・高度障害状態になったときに、保険金で住宅ローン残債分を返済する生命保険の一種です。

団信があることで、残された遺族は、住宅ローンの返済がなくなり(保険金で完済される)、住宅ローン返済がなく、マイホームに住み続けられる仕組みとなっています。

団信はどう入るの?

一般団信(契約者の死亡時に支払われる生命保険)の場合
民間の銀行 → 団信を必須加入
住宅金融支援機構(フラット35) → 団信を任意加入(入っても、入らなくても良い)

という形を取っています。

銀行にしてみると、住宅ローンの契約者が死亡したときに、世帯主であるケースが多く、収入が途絶えてしまいます。

住宅ローン返済が滞るリスクが大きいため「団信」に入ってもらった方が、住宅ローン契約者の死亡時でも、保険会社から確実に融資したお金を回収できるのです。

確実に回収するために銀行は「団信」を必須加入としているのです。

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「住宅金融支援機構(フラット35)は、なぜ団信が必須加入じゃないの?」

フラット35を提供する住宅金融支援機構は、財務省がオーナーである政府系金融機関です。貸し倒れリスクや収益性よりも、民間の銀行がカバーできない人に融資する役割を担っています。

「団信」加入時には、住宅ローンとは別に保険会社の審査が必要になります。

すべての住宅ローンが「団信」必須加入となると、健康状態の問題で保険会社の審査に通らない方が出てきてしまいます。

保険会社の審査の通らない方にも融資できるように設計されたのが住宅金融支援機構が提供する「フラット35」ですから、「団信」に加入しなくても利用できるようにしているのです。ですから、フラット35は、団信が任意加入となっていて、団信に加入しても良いし、団信に加入しなくても良いのです。

  • 「団信」加入する人 → 民間銀行の住宅ローン、フラット35から選択可能
  • 「団信」加入しない人 → フラット35

という選択になるのです。

「団信」加入の費用
民間銀行の住宅ローン → 団信の保険料:無料
フラット35 → 団信の保険料:有料(金利+0.2%の上乗せ)

となっています。

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「民間銀行の住宅ローンが無料なのは、どうしてですか?」

実質的には「無料」ではなく、銀行が保険料を負担して、金利に含めているだけですので、利用者は金利の一部としてコスト負担していることになります

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「有料(金利+0.2%の上乗せ)は、どのくらいの金額になるの?」

フラット35の団信の保険料:有料(金利+0.2%の上乗せ)は、フラット35のウェブサイトで試算できます。

試算例

「団信」加入の費用
  • 3,000万円の借入
  • 返済期間:35年
  • 金利:1.0%

総額:1,974,100円

団信の費用は、約200万円~300万円のコスト負担となるのです。

「団信」は入るべきか?入らないべきか?

基本的には「団信」に入るべき

「団信」に入っておいた方が、万が一、契約者が死亡したときにも、残されたご家族にマイホームを残せて、住宅ローンも完済状態になるため、安心できます。

住宅購入の際は、ご家族と相談の上購入する形になりますが、「団信に入って欲しい。」と要望されるケースも多いはずです。

さらに「団信」加入であれば、民間銀行の住宅ローンも、フラット35も、選択肢にできます。

基本的には「団信に入ること」をおすすめします。

「団信」に加入すべきではないケースとは?

逆に「団信に加入すべきでない」ケースもあります。

高額な生命保険に加入している場合

団信も、生命保険の一種ですから、生命保険に加入して高額な保険金があるのであれば、保険が重複して存在することになります。

仮に住宅ローンの金額がそれほど高額ではなく、それ以上の保険金が見込める生命保険にすでに加入しているのであれば、わざわざ団信に入る必要はなくなってしまいます。

民間銀行住宅ローンの場合は、団信の加入が必須条件ですので、入るしか選択肢がありませんが

フラット35の場合は、団信がないと約200万円~300万円の保険料(機構団信特約料)が不要になります。

  • フラット35を検討している
  • 住宅ローンの残高以上の保険金が受け取れる生命保険に加入している

という方の場合は「団信」に入らないという選択肢が有効になるのです。

団信の審査に通らない場合

民間銀行住宅ローンの場合は、団信の加入が必須条件ですので、団信の審査に通らず、団信に入れなければ、利用することができません。

団信の審査は、保険会社の審査ですので、住宅ローンの審査よりは通りやすいものですが、現在の健康状態いかんでは、審査に落ちてしまうケースもあるのです。

団信の審査に通らない方は、団信に加入することができません。

まとめ

団信に入るべきか?入らないべきか?

団信加入がおすすめ

です。

団信加入が前提であれば、すべての住宅ローンが選択肢に入ります。

ただし、

  • 生命保険の保険金額が高額で団信がない方
  • 団信審査に通らない方

は、団信に加入しない形も取れます。

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団信に加入しない方の場合は、フラット35を選ぶ必要があります。

ポイントその2.がん団信、疾病保障団信がおすすめ

団信には

  • 一般団信
  • ワイド団信
  • 疾病保障団信(3大疾病保障団信、8大疾病保障団信、全疾病保障団信、がん団信)
  • 介護団信
  • 連生団信

という種類があります。

一般団信
契約者が「死亡」「所定の高度障害状態」になった場合に、住宅ローンの残債分が保険金によって支払われる保険のこと

保険料相場:無料

ワイド団信
一般団信よりも、健康状態の審査が緩和された団信のこと

保険料相場:金利に年0.3%上乗せ

疾病保障団信(3大疾病保障団信、8大疾病保障団信、全疾病保障団信、がん団信)
ガン(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎・・・などの病気やケガで特定の状態(就業不能状態や診断確定など)になった場合に住宅ローンの残債分が保険金によって支払われる保険のこと

保険料相場:無料~金利に年0.3%上乗せ

介護団信
要介護状態になった場合に住宅ローンの残債分が保険金によって支払われる保険のこと

保険料相場:無料~金利に年0.3%上乗せ

連生団信
夫婦のどちらかが「死亡」「所定の高度障害状態」になった場合に、住宅ローンの残債分が保険金によって支払われる保険のこと

保険料相場:無料~金利に年0.2%上乗せ

おすすめは「疾病保障団信」

「団信」にはいろいろな種類がありますが、おすすめするのは

疾病保障団信

です。

住宅ローンの20年、30年という長い返済期間の中で、一番高いリスクというのは「病気になること」です。

重い病気になってしまえば、入院が必要となり、会社を辞める必要も出てきてしまうかもしれません。そうなれば、収入がなくなり、住宅ローンが払えなくなってしまうのです。

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疾病保障団信に加入していれば、病気やケガによる就業不能時に住宅ローンの返済が免除される(残債が保険金で支払われる)ため、一般団信よりも安心して、住宅ローンを借りることができるのです。

「疾病保障団信」は無料付帯のものを選ぶ

疾病保障団信には

  • 無料付帯のもの
  • 有料付帯のもの

があります。

有料付帯のものは、金利+0.2%~0.3%という設計になっているものが多く、200万円~300万円の保険料負担が発生してしまいます。

もし、同じコストをかけるのであれば、普通の保険会社の医療保険に加入した方が、ラインナップも多く、保障内容も幅広いなど、メリットが多いのです。

疾病保障団信には無料のものもあるので、あえて有料付帯の疾病保障団信を選ぶ必要性がないのです。

ポイントその3.低金利の住宅ローンを選ぶ

前述したように

「一般団信には入るべき」
「無料付帯の疾病保障団信がおすすめ」

なのですが、やはりそれ以上に重要になるのは「低金利の住宅ローンを選ぶこと」です。

金利が0.1%変われば、それだけで総返済額は100万単位で変わってきてしまうため、いくら無料の疾病保障団信が付帯されていたとしても、金利が高い住宅ローンを選んでしまっては意味がないのです。

あくまでも「疾病保障団信」は、おまけ的な安心材料であり、重要なのは低金利の住宅ローンであることと理解しておきましょう。

  • 無料付帯の疾病保障団信で高金利の住宅ローン
  • 一般団信で低金利の住宅ローン

であれば、迷わず「一般団信で低金利の住宅ローン」を選択すべきです。

「団信」でおすすめの住宅ローン

「団信」でおすすめの住宅ローン

選択の基準は

  • 低金利の住宅ローン
  • 疾病保障団信が無料付帯されている住宅ローン

です。

「団信」でおすすめの住宅ローン

1位.auじぶん銀行住宅ローン

変動変動変動変動変動変動変動変動

※事務手数料について
9月30日までのお借入の場合は借入金額に対して2.16%
10月1日以降のお借入の場合は借入金額に対して2.20%

無料付帯される疾病保障「がん50%保障団信」

無料付帯される疾病保障「がん50%保障団信」
保障内容

「がん」と診断された場合、住宅ローン残高の50%相当額をお支払い

病気・ケガにより、入院が連続して31日以上になった場合(以降、入院が継続して30日に達するごとに)毎月の住宅ローン返済額が無料

病気・ケガにより、入院が連続して180日以上になった場合、その時点の住宅ローン残高が0円になる

費用

無料

費用

2位.住信SBIネット銀行住宅ローン

変動変動変動変動変動変動変動変動

無料付帯される疾病保障「全疾病保障」

無料付帯される疾病保障「全疾病保障」
保障内容

病気・ケガにより、就業不能状態となり、その状態が継続し、ローンの約定返済日が到来した場合、当該約定返済額が保険金として支払われる。また、その日から12カ月を経過した日の翌日0時まで就業不能状態が継続した場合、その時点のローン債務残高相当額が保険金として支払われる(8疾病以外の病気・ケガについては入院により就業不能状態となった場合)

費用

無料

費用

3位.SBIマネープラザ住宅ローン/ミスター住宅ローン REAL

無料付帯される疾病保障「全疾病保障」

無料付帯される疾病保障「全疾病保障」
保障内容

病気・ケガにより、就業不能状態となり、その状態が継続し、ローンの約定返済日が到来した場合、当該約定返済額が保険金として支払われる。また、その日から12カ月を経過した日の翌日0時まで就業不能状態が継続した場合、その時点のローン債務残高相当額が保険金として支払われる(8疾病以外の病気・ケガについては入院により就業不能状態となった場合)

費用

無料

費用

4位.ソニー銀行住宅ローン

変動変動変動変動変動変動変動変動

無料付帯される疾病保障「がん団信50」

無料付帯される疾病保障「がん団信50」
保障内容

「がん」と診断された場合、住宅ローン残高の50%相当額をお支払い

費用

無料

費用

5位.住信SBIネット銀行住宅ローン/フラット35

無料付帯される疾病保障「全疾病保障」

無料付帯される疾病保障「全疾病保障」
保障内容

病気・ケガにより、就業不能状態となり、その状態が継続し、ローンの約定返済日が到来した場合、当該約定返済額が保険金として支払われる。また、その日から12カ月を経過した日の翌日0時まで就業不能状態が継続した場合、その時点のローン債務残高相当額が保険金として支払われる(8疾病以外の病気・ケガについては入院により就業不能状態となった場合)

費用

買取型 → 借入金額の0.5%(税別)の手数料が発生 ※他のフラット35よりは、元の事務手数料が借入金額の1.0%(税別)と安い(相場は借入金額の2.0%)

保証型 → 無料 ※元の事務手数料が借入金額の2.0%(税別)

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ABOUTこの記事をかいた人

FP兼経営者です。住宅ローンを中心に家庭のお金の節約、保険、ローン、お得な情報を発信しています。前職では、住宅ローン関連の仕事をしていて銀行と商談する機会も多かったため、銀行、住宅ローンの裏側もわかります。